Guri@VOICEROIDブログ

日常やゲーム、ボイロ等ををゆるく書き綴るブログです。

【VOICEROID小説】こいつらやばいよ

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ここはボイスロイド研究所


いずれ人類が滅ぶであろう未来から
滅亡を回避する為に作られた研究所


そんなここの長は
みんなが羨む程の美人でした


ボイスロイド研究所所長・アリアルさん

 

白髪の長い髪がとても綺麗で

キリッとした冷静沈着なご尊顔が眩しいです

 

この方が笑ったところは

我ら職員が見た事がありません

 

ただ、以前から

少し嬉しそうにカメラバックを引っ提げて

出掛けている姿が目撃されています

 

きっと素敵な趣味を見つけられたのですね!

 

「…何をそんなにジッと見ているのですか?」

 

「も、申し訳ありません!」

 

皆さんに紹介していたら

不審に思われてしまいました!

 

そうでなくても

見惚れてしまう程綺麗なので仕方ないですね!

 

「…この書類の処理をお願いします」

 

「は、はい!…あれ?」

 

所長の机に置いてある写真

これはあかりさんの写真でしょうか?

 

「所長…その写真…」

 

「!」

 

「…これは趣味の写真にあかりさんを付き合わせただけです」

 

なるほど!

やはり所長はカメラが趣味だったのですね!

 

しかし、家の中で撮影会ですか…

それに写真の端にハサミで切り取った様な跡が…?

 

「…これは虫が映り込んでしまいまして」

「本来ならば気にはしないのですが、今回は構図が悪かったので切り取らせてもらいました」

 

「そうなのですね!」

「とても素敵な写真です!」

 

「ありがとうございます」

 

 

…あれ?

幻覚でしょうか?

 

所長が…笑った?

 

「では書類の方よろしくお願いします」

 

「…はい」

 

パタンっと扉を閉め外に出ました

 

 

 

……

 

 

 

ふぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!!!

 

 

 

所長が!

所長が微笑んでました!!

 

ふふって!

柔らかい笑みをこぼしていましたよ!!

 

ふぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!!!

 

レアなもん見たぁぁぁあああああああ!!

 

 

 

「…危なかったですね」

 

「ですが流石私!」

 

「それとなく理由を出して華麗に回避です」

 

 

 

 

「…ふぃ」

 

 

危ない危ない…

思わず目の前で昇天するところでした…

 

「あら、どうしたの?蹲って…」

 

「え…?」

 

 

ふふふふふ副所長!?

 

まさか副所長に会えるなんて!

レア中のレア!URですよ!!

 

あ、もちろん所長もURですけどね!

 

普段所長の裏方として

表に出ることのないミリアル副所長!

 

あぁ、所長とは正反対の黒髪が綺麗…

表情も柔らかくて

私を心配そうに見つめる目に吸い込まれてしまいそう…!

 

「本当に大丈夫?」

 

「あばばばば!大丈夫です!!」

 

あまりに見惚れ過ぎて更に心配されてしまいました

さっきと同じですね…

 

「め、珍しいですね!」

 

「普段はこっちには来られないのに…」

 

「そう?最近は結構来てるけど…」

「あぁ、でも夜が多いからかしら?」

「みんないないものね」

 

 

所長とは違い、ころころ表情を変えながら

質問に答えてくれるミリアル副所長

 

可愛いかよ

 

「そんなことより具合悪いんじゃないの?」

 

こんな不審者みたいな私に優しくしてくれるとか神ですね

 

ごめんなさい、具合が悪いのではなくて

ちょっとばかし感動で不審者ムーブかましてるだけなのです

 

「だ、大丈夫です!」

 

「そう?ならいいのだけれど…」

 

それじゃあね

と私の横をすり抜けていく副所長

 

その時、ポケットから何かひらりと落ちた

 

「これは…下着?」

 

「!?」

 

物凄い勢いで私から下着を奪い取る

明らかにパンツだったのだが、何故パンツが…?

 

「あ、あの…」

 

「・・・・・」

 

「い、今のは…」

 

「こ、これはね!」

「お店で下着を買ったのだけど」

「いつもの癖で袋要りませんって言っちゃったの!」

「エコバック持ってくるの忘れてたのにねぇ!」

 

あははは!

っと何故か冷や汗をかきながら早口で捲し立てる

 

「なぁんだ!」

「そうだったんですね!」

「よくありますよねぇ、私も似たような事しましたよぉ!」

 

「ね、ねぇー!良くあるわよねぇ!」

 

 

何故か凄く焦ってるような気がしますが

他人に買った下着を見られたのです

 

それは焦りますよね!

 

「あ、あたし姉さんに用があるから」

「それじゃあね!」

 

凄く急いでピューっと行ってしまいました…

 

でも、赤のパンツなんて

意外と大胆なんですね…

 

イメージ的に黒とか青っぽいです

 

 

「あ、私も書類を早く片付けなくちゃ!」

 

今日は所長の笑顔と副所長が見れたのはラッキーです!

後の仕事も頑張っちゃいますよぉー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、危なかったわ…」

 

「まさかあかりのパンツを落とすなんて」

 

「一生の不覚…」

 

「ほう…ならばその一生を今終えてもらおうか」

 

「ぴゃっ!」

 

 

鬼神の如き表情

 

見える筈のない邪悪なオーラ

 

 

 

紲星あかり…

 

 

 

彼女は今日

 

 

 

悪魔と化す…

 

 

「わたしは今日…」

 

 

 

「お前を殺す」

 

 

 

研究所には今までに聞いたことのない絶叫が

木霊したという

 

動画版はこちら↓

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