日本一周の旅 長野県〜群馬県 六日目 峠

寒い。

まず頭を支配した思考はそれだった。
足がかなり冷えている。顔にも冷気を感じる。

私は冷え性ではない。
であれば、車内が寒い=外が寒いということになる。

スマートフォンで時間を確認する。
午前2時15分だ。

まだ真夜中である。

1枚しか被ってなかった寝袋を2枚にして
上にある2枚目は頭まで被る。

多少暖かくなったお陰か
眠気が襲い、意識が途切れた。

次に目を覚ましたのは6時を過ぎていた。
まだ寒い。凄く寒い。

トイレに行きたいが寒くて寝袋から出たくない。
が、漏らしたくないので我慢して道の駅のトイレへ

ジムニーに戻り、窓の結露が取れるのを待ちながら
昨日の夕食の残りを朝食として食べる。

今日の予定は戸隠神社奥社と諏訪本宮を参る。
そして今日中に群馬入りをすることにする。

結露も取り終え、出発する。

地図から予想はしていたがやはり山道だ。
しかもカーブが沢山あり、体力を消耗させてくる

しかし登りきった先の風景には驚いた。
かなり観光地として栄えていた。

標高の高い山の上だというのに
食事処や土産屋、温泉に宿泊施設と
至せり尽くせりだ。

少し離れたところにはレジャー施設らしき
ものもあった。

出発から1時間弱かけて
戸隠神社奥社に到着。

戸隠神社

不詳（九頭龍社)
伝孝元天皇5年（奥社)
天暦3年(949年)（宝光社)
寛治元年(1087年)（中社)
承徳2年(1098年）(火之御子社）

この5つからなる神社で
心願成就、五穀豊穣、スポーツ必勝などの
ご利益があるという。

今回は5つも周る時間がないので、
中社と奥社を参拝する。

中社は近くの駐車場から5分もせず来れた。
正面の大鳥居は工事中で今年には完成するらしい

参拝したら次は奥社へ。

ジムニーでまた少し登った先に有料駐車場が
あり、そこに停めて徒歩で向かう。

大鳥居をくぐり、坂を少し下るとそこには
クマ注意の看板があった。　

まじか。とも思ったが奥社の歩道ではなく
周りの歩道が注意という意味らしい。

そして奥社まで2kmの看板。

これもまじか、と思ったがここまで来たら
引き返せない。

歩き始めは順調だったが次第に坂道が
出てきて、半分登山地味てきた。

この石橋を渡った先には…

イベント発生しそうな広場がありました。

汗をかきながらなんとか到着。

写真をもっと撮りたかったのだが
きつ過ぎて忘れてました。笑

高い場所に見えないけど
かなり高いとこにあります。

しっかり参拝をし、祈祷おみくじを買う。
そしてまた来た道を戻る…。

帰る途中に幼稚園生の団体が
登っていったが、あの子らも奥社まで
登るのだろうか？

そんな事も考えながらジムニーに戻り
長野市へ。

次は諏訪本宮と思ったのだが
群馬とは反対の方向だったので今回は断念。
またいつかの楽しみとしておく。

ガソリンを給油し、いざ群馬へ。
地図ではなんか恐ろしいカーブの連続があったが
昼間までそんなことに負ける訳にはいかない。

結果としては国道18号は走りやすく
面倒なのはそのカーブだけであった。

群馬県の高崎市に着き、快活クラブへ。

と、思っていたがある事を思いつき
買い物をして道の駅「玉村の宿」へ。

何を買ったかというと
ドライシャンプーと口腔ケアティッシュだ。

道の駅での車中泊は温泉にでも行かない限り
体の清潔が保てない。

体や顔を拭くウェットティッシュはあるが
頭はどうしようか悩んでいた。

そこで思いついたのが
介護用のドライシャンプーと口腔ケアティッシュだ。

…何か究極な気がするが
キャンプ想定の場合でも重宝する筈だ。

そしてこれにより車中泊でも
気持ち悪さを感じずに寝れる筈。

道の駅につき、早速使用してみる。

…なかなか悪くない。

シャンプーは泡だがベタつきもなく
垂れてきたりもしないのでしっかり洗える。

口腔ケアティッシュも変な味が
する訳でもなく特に問題はない。

この2つの登場により更に車中泊が
快適になったと言えよう。

これからが楽しみだ…。

六日目

食費　　 954
お参り　　410
駐車場　　600
ガソリン　3325
雑費　　　4631

合計　　　9920円（46980円）

走行距離　189km（1302km）